受験期では参考書を一つに絞らずなんでもかんでも買ってしまってその全部をやってしまった
受験ではよくないとされている参考書マニアの僕が
数多ある参考書の中で一番、けた外れに勉強した参考書
理論物理への道標
を紹介、実際に行った勉強法、その効果を共有したいと思います
僕は実際にこの参考書と本記事で紹介するやり方で駿台で行われる東大実践模試にて全国一位、偏差値は80を越えました。
物理を極めたい、だれにも負けたくないと思っている受験生の方々に向けての記事です
これを読めば物理の偏差値のあげ方、全国一位を取るビジョンが明確に見えるはずです。
ちょっと宣伝です。
こちらのnoteでは自身の受験・浪人経験をもとに書いた「受験生必読!受験に失敗する人の共通点とデジタルを活用した対策」をご覧いただけます。実際に僕がやっていた反復法を書いています。
「理論物理への道標」ってどんな参考書?
「理論物理への道標」は河合出版から発行されている上下巻二冊のA5判サイズの参考書です。
上巻が「力学/熱学/力学的波動」
下巻が「光学、電磁気学、現代物理学入門」
という風に分かれています。
表紙かっこいいですよねw正直表紙買いした部分も結構あります。
内容、構成は?
理論物理への道標はそれぞれの分野に対して「理論編」と「演習編」に分かれています。
理論編
理論編ではそれぞれの分野の基礎理論を解説が行われます。
そこでは公式の導出や高校物理で普通に習う内容は当然含まれています。
が、それだけではなく、高校物理の本質に関わる部分、しっかり掘り下げた説明をしています。
この理論編をしっかり理解するだけでも皆さんの物理の理解は今よりも絶対深く、深淵に近づきます。
「理解するだけ」と書きましたが、結構大変ですw
この本に出合った時すでに「良問の風」や「名門の森」を一通り解き終えており、偏差値でいえば60~70はあったと思いますが、理論編を読んだとき
なんて浅かったんだ俺は、、、、、
と驚愕したのを今でも覚えています。
更にはこの本の象徴ともいえる「理論物理セミナー」というのがあるのですが
そこでは、物理的に面白く興味深い内容を高校生にもわかるようにかみ砕いて説明されているのですが、これが凄い!!
その内容は間違いなく他の参考書などでは見たこともので、普通に大学生レベルのものも多くあります。
大学レベルの内容を高校生にもわかるように書かれていて、それが高校物理の全分野にわたって書かれているって
それだけでこの参考書の凄さが分かると思います。
はっきり言います。
僕はやってしまいましたが、受験生はこの「理論物理セミナー」はやらなくていいです。
絶対に受験には出ないですw後悔しています
演習編
基本的に難関大学の入試問題の過去問で構成されている問題がまとまっている部分です。
時折予備校の実践模試などの問題も入っていてよくかき集めたなぁと思いますw
というのも、どの問題も個性的で超良問しかないんです。
あと解法がほとんど被らないというのも勉強してて驚きました。
勿論、エネルギー保存則を使うなどの基本的すぎるものは被ったりしますが、その問題のテーマ、その問題の肝の解き方は被っていません。
そんな問題が上下巻合わせてざっくり100問くらいあるのですが、これでマジで十分。
少なくないし、無理な量でもない。
思考力を要する問題ばかりであり、公式を当てはめるだけで解ける問題はほとんどなく、これからの共通テストなどの思考力を問われる試験でも十二分に対応できます。
他の参考書、問題集との比較
しばしばこの理論物理への道標と比較されるのが駿台受験シリーズの「新・物理入門」です
因みに自分、この「新・物理入門」もやってます
先に「理論物理への道標」をやっての「新・物理入門」でしたが
物足りなく感じました
というのも新物理入門に僕が抱いた印象は
すごくコンパクトにまとまってるなぁというものです
特に、理論の部分が凄くコンパクト。
物理の本質を理解するには足りないかなぁと思います。
逆にさっと復習したい。直前期とかに見返したいとかにはすごく向いてるなと思いました
時間がないけど、物理で点数が取れるようになりたい方などにはおすすめできます。
ですが、物理に対して本質までしっかり理解したいという熱量が凄くある方には断然「理論物理への道標」をおすすめします!
他には有名な物理参考書というと
エッセンス、良問の風、名門の森、難問題の系統とその解き方物理などがありますが
僕は当ったり前のように全部やりました。その所感として
難易度としては
エッセンス<良問の風<名門の森<理論物理への道標<難問題の系統とその解き方物理
となるかと思っています。
ただこれらと理論物理への道標が違うのは道標がただの問題集ではないということです。
エッセンスは置いといて、良問の風、名門の森は問題集でとても良質であります。
難系統も問題の量が多すぎる、難しすぎるという難点があり挫折率が異常に高いという問題がありますが、これができたら実力が上がるというのは間違いありません
それでも僕は理論物理への道標をおすすめします
その理由はやはり繰り返しになりますが、「本質の理解」です
しっかりずっしり理論編で理論を身に着けてから演習編で演習を積むという構図の本参考書は勉強の本質だと思います。
こちらにおすすめの物理参考書をまとめてありますので、是非併せてご覧ください。
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対象のレベル
これだけ僕が絶賛している理論物理への道標ですが全物理学習者におすすめするわけではありません。
例えば旧帝の二次試験で合格点を取ることを目標にされている方には理論物理への道標はおすすめしません。コスパ悪いです。
そういう方にお勧めなのは教科書と「良問の風」か「名門の森」です
最短で、合格レベルまで持っていけます。
そうではなく、二次試験で物理で突き放したい方、圧倒的な物理力を身に着けたい方には「理論物理への道標」をおすすめします。
この参考書に入る際には偏差値では60以上の方が対象だと思います。いきなり初学者がこれに手を出すのはやめた方がいいと思います。
他の問題集で経験を積んでからの方がいいです。
因みに「理論物理への道標」の前におすすめの問題集は「良問の風」です。
良問の風本当に良問しかなくて僕自身偏差値50前後から60前後まで上げてくれたのはこの参考書です
この参考書いつ使う?どこまで行ける?
この参考書の適正時期
絶対に直前期にはやらないでくださいww
とんでもないことになりますw
適正な時期は受験一年前ごろでしょうか
少なくとも受験年の夏までには一周は終わらせておきたいです。
実際に僕は二年生のおわりごろにTwitterで見かけた東京大学理科三類に合格した方にDMを送って
なんの参考書、問題集を使用して、どう勉強したかを聞き
そこで本書を紹介していただき、そこで取り掛かりました。
結果的には夏までには一周終わらせることができましたが、かなりきつかったのを覚えています。
それこそ、ほかの教科が手薄になることも考慮しなければならないかもです。
どこまでも行けます。全国一位が取れる理由
満点を取れば一位になれますw
これは確かな情報です。なんでも満点を取れば無条件で全国一位が確定します。
そしてこれは理論物理への道標で十分目指せます。
因みに東大過去問が好きなので、東大物理をよく解いてましたが東大は受けてません;;
具体的にどのように勉強したらよいかは今から紹介します!
具体的な使い方
基本的には三つのステージに分けて考えます
Ⅰ 公式導出、基礎の理解
本書の理論編を読んで、どのようにして公式が導出されるか理解してください
そしてそこで理解したことを説明できるようになりましょう。
少し抽象的ですね。
具体的な方法を一つ紹介します。
本書を読んで出てきた公式や覚えたいものを紙やノートにストックしてください
これを順番に説明、導出できるようにしてください
友人などに説明してもいいですが、僕は受験期そんな友人は周りにいなかったので頭の中で説明しながらざくざく導出しまくっていました
物理は公式を導出できるようにする時が一番偏差値が上がると思っています。
これは僕もそうでした。
是非やってみてください
Ⅱ 問題をできるまで解く
ここは根性です。その問題を紙に解いてしっかり正解するまで解いてください。
こんな感じで問題の上の余白に完全に正解するまで記号でメモを取っていました
×は半分以上分かっていない。間違えている
△はあとちょい。計算ミスなど
〇は完全正解。
みたいな感じです。写真ちょっと間違えすぎじゃない??
分かりやすい記号などを使えばいいと思います。
問題をまるまる脳にストックする
前にも述べましたが、本当にいい問題ばかりです。それでいて無駄がありません。
過去問などを解いていて、ほとんどの問題で
となります。
要は本書に掲載されている問題はまるまる覚えて損がまったくありません。覚え得です
問題を覚えるためには何度も問題を読み何度も問題を解くのが必要不可欠です
ですがコツみたいなものはあります。
少し抽象的なので、ここでも具体的な方法を紹介します。
「コツ」問題に名前を付ける
①問題の概要をインプット
問題の概要というのは
その問題が何をテーマとしている問題なのか、何を問うているのか。しっかり把握することです。
これは比較的簡単に把握できます。
②問題の解き方をインプット
これはそのまま問題の解き方をインプットしてください。
一つ意識してほしいのが
自分自身が、何を知っていればその問題が解けるのか?ということです
この「自分自身が」の部分が重要です。言い換えるなら、その問題を解くうえで何が自分に足りていないのか把握するということです。
その問題を解くうえで必要な知識が足りているなら時間さえあればその問題が解けないはずがありませんもんね
③その解き方がいつ使えるかインプット
ここが難しいと思います
でもこれはやってください。
このインプットのコツは抽象化
キーワードは「要は」です。問題の解き方をインプットしたらその解答の流れ、展開って「要は」こういうことというのを意識して考えてみてください。
例えば簡単なところでいうと
「要は二物体の衝突前後の運動って「運動量保存則」と「エネルギー保存則」で等式を立てて連立方程式的に解く」
みたいに少しその問題での解法を汎用的にするイメージです。
ほかの問題を見たときにその解き方が出てこないのはここのインプットが足りていないと考えてください。
この3ステップの考え方はこちらの記事にまとめてあるので、是非気になった方は読んでみてください。勉強の本質を書いています
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ここでこの三つのインプットがばらばらにならないようにタグ付けとして、その問題に名前を付けましょう
ポケモンをゲットしたら名前を付けるようなものです(笑)
なんでもいいので、覚えやすいものを付けましょう。
僕は大阪府立大学の過去問の赤道直下の図で見るとめちゃくちゃ高い塔から物体を自由落下させる問題を「エンデュミオンの奇跡」と名付けていて
数年たった今でもその問題の三つのインプット内容を覚えていますw因みに好きなアニメから単語を拝借しています。
このように何でもいいので付けてみてください。問題と友達になったようなもので、そうなったら物理の問題を解くのが楽しくなってきます
Ⅲ 過去問などで解けない、詰まる問題があったら帰ってくる
なんども言いますが、基本的に本書の問題が一通り解けて世の中の大学入試の問題で解けない問題はないです
もし解けない問題があったとしたら、それは本書の内容が抜けているか、インプットが足りていないと考えてください。
本書に戻って、類似問題を探しもう一度解いてみて解けなかったらⅠやⅡに戻ってインプットしなおしましょう
物理を楽しむ
本書の醍醐味の一つです。
高校生が物理で知りたくなることは全て、本当に全部この二冊に載っています
実際、本質を理解しているので、物理で遊ぶということができるようになります
下の現代物理学入門の理論物理セミナーの「フリードマン方程式を使って宇宙の年齢を推定」するのはめちゃめちゃ難しく、そして楽しかったです
もうこの二冊は僕の中では、漫画やゲームのような娯楽のアイテムになっていたのかもしれません。ですが、ここまでくるとそれは受験には全く関係ないので、遊んでいるという表現が適切になってきます
ほどほどにしましょうw
理論物理への道標は高みを目指す受験生に断然お勧めします
ここまで理論物理への道標の使い方、僕の評価などを解説してきました
結果的に、僕が物理を得意科目と認識できるようになったのはひとえにこの参考書のおかげです
ほんとうにありがとう。
みなさんも是非ぜひ本書を手に取ってみるだけでも見てみてください。その内容の濃さは保証します
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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