倧孊受隓

【数孊で頂点取りたい人ぞ】入詊数孊の掌握の䜿い方を培底解説レビュヌ【完党版】

2020幎10月25日

こんにちはノムナです

自称ですが僕は倧孊入詊科目においお数孊が䞀番埗意でした。

 

そんな埗意な数孊ですが本圓に星の数ほどの参考曞をやりたした。

曞店で売られおいるような参考曞はほずんどやり぀くしたした。

因みにこんな颚にあっちこっち参考曞に手を出すのは本圓に効率が悪いのでやめたしょう。

 

そんな参考曞マニアの僕の数孊の芋方を倧きく倉えおくれお必芁䞍可欠だったずいう参考曞は

 

入詊数孊の掌握

 

です。本蚘事ではこの参考曞が気になっおいる受隓生向けに

どういった参考曞なのか、実際に行った勉匷法、その効果を玹介したいず思いたす。

 

僕はこの参考曞を含む䜕冊かの参考曞、問題集を䜿っお実際に駿台で行われる東倧実践暡詊にお党囜䞀䜍、偏差倀はを越えたした。

 

この蚘事を読めば数孊を極めるうえで必芁な知識をどう取り入れたらいいかが明確に分かるはずです。

 

ちょっず宣䌝です。

こちらのnoteでは自身の受隓・浪人経隓をもずに曞いた「受隓生必読受隓に倱敗する人の共通点ずデゞタルを掻甚した察策」をご芧いただけたす。実際に僕がやっおいた反埩法を曞いおいたす。

入詊数孊の掌握っおどんな参考曞

「入詊数孊の掌握」っおめっちゃ名前かっこよくないですかこういうネヌミング奜きです

 

困っおいる人
なんかいい感じの数孊の参考曞ないかなぁ、、ねぇ、数孊の参考曞䜕䜿っおるの
  俺  「掌握」   
ノムナ

みたいな。うざいですね

 

入詊数孊の掌握ぱヌル出版瀟から出版されおいる数孊の参考曞で

  • 総論線
  • 各論錬磚線
  • 各論実践線

の党䞉冊で構成されおいたす

そしおその衚玙には

「君の数孊力を理Ⅲ、京医、阪医合栌レベルに導く究極の指南曞」

ず綎られおいたす。

僕はこの文蚀を芋お「み、、、芋぀けた」ず思っお興奮したしたが

ほずんどの人には芋向きもしない内容かもしれたせん。

 

実際その通りで本曞のレベルは盞圓高いです。

冒頭にも

君がある皋床の挔習を積み、そこそこの定型問題が解けるようになっおいないのならば、この本はそっず本棚に戻しおください。

ずありたす。生半可な数孊の知識でこの本に臚むず逆効果になりかねないので泚意しおください。

 

目次でもう凄い

 

この本が他の参考曞ず違う最たるものはその目次です。

目次

Theme1:党称呜題の扱い

Theme2:存圚呜題の扱い

Theme3:通過領域の極意

Theme4:論蚌歊噚の遞択

Theme5:䞀意性の瀺し方

Theme6:解析歊噚の遞択

Theme7:ものさしの定め方

Theme8:誘導の意矩を考える

ずいう颚になっおいたす。

もう普通の数孊の参考曞ず違いたすよねはじめお芋た人には「あれ倧孊受隓甚の参考曞じゃないのかな」ず思っおしたうかもしれたせん

普通の数孊の参考曞は

・方皋匏

・ベクトル

・数列

・埮分積分

・䞉角関数

・極限

みたいな感じですよね

 

ですがこの枠組みの違いがこの本の特筆すべきポむントです。

そもそもこの埌者のみなさんがよく芋る枠組みは文科省が定めた安盎な範囲割りです。実際難関倧孊を目指しおいる方に倚いのですが

困っおいる人
高たでは定期詊隓や暡詊でいい点ずれたのに東倧・京倧・阪倧の過去問を目にするずさっぱり方針が思い぀かない

みたいな悩みを抱えおる受隓生は䞀定数いるず思いたす。事実僕もその䞀人でした

 

こうなっおしたう理由は本曞の「はじめに」に曞かれおいたす

 

難関倧の入詊問題になるず途端に手が出なくなるのにはいく぀かの理由があっお、たずは、

①関数・数列・ベクトル・座暙などの安盎な範囲割りが文科省の定める教科曞に採甚されおしたっおいる。

ずいうこずが挙げられたす。

各分野の公匏などを䜓型的に孊ぶためには理想的な分け方ず蚀えたすが、残念なこずに倧孊の先生方が創られる入詊問題では「君はこの分野のこの定型問題を解けるかいおっ、出来るんだ、゚ラむねぇ」などずいった皋床の䜎いこずは問われたせん。

「君はこういた珟象に察しお、様々な分野の解法を自由自圚に駆䜿し、どうしおそうなるのかきちんず説明するこずができるかい」のように、かなり高玚な郚分が問われるため、入詊問題を前にしお受隓生は遅れを取っおしたうわけです。

そしお、受隓生や数孊の指導者を悩たせる最も臎呜的な理由は、

②入詊数孊で頻繁に問われるテヌマで分類した参考曞が䞖の䞭にない。

こずに尜きたす

ずいうこずです。

では我々難関倧受隓生は問題ごずに行き圓たりばったりで頭を䜿っお考えおから解くしかないのかずいうず、ただ解決策はありたす。

 

倧孊入詊で出題される問題の系統ごずに理解するずいうこずです。

この考え方は僕のむンプットアりトプットの思考法に通ずるものがあっお

 

たず前提ずしお倧孊入詊の数孊はパタヌン認識でありたす

パタヌン認識のむンプットで重芁なのは

  • 論理の抂芁
  • 論理の流れ
  • 論理の起点

をむンプットするこずでした。

むンプット・アりトプットの考え方に぀いお知りたい方はこちらの蚘事を参照しおください

䜵せお読みたい
本圓に成功したい人に芋おほしい、むンプット・アりトプットの考え方の基盀【完党版】

こんにちは、ノムナです。 今回の内容は物事で成長するのに欠かせないむンプットずアりトプットの考え方に぀いおの蚘事です。 この考え方は自分にずっお新しい胜力を身に぀けようず思ったずきにずおも重芁な考え方 ...

続きを芋る

 

そしお実践぀たり本堎でこのむンプットをスムヌズにアりトプットするためには

「論理の起点」が必芁䞍可欠です。

 

しかし、倧孊入詊の問題は「論理の起点」が被るこずがありたす。だいたいの問題は「論理の起点」で解くこずが可胜だずは思いたすが

 

ではどうしたらよいかずいうず

入詊問題数孊の系統に察しお「論理の起点」を蓄積しお、それを暗蚘するこずです。

 

芁するに

「あ、このパタヌンの問題か、、、このパタヌンはこの解法かこの解法かこの解法のどれかで解けるな。。」

ずいうように問題を芋た瞬間にその問題のパタヌンから䜿甚される可胜性のある解法を瞬時に出す胜力が必芁だずいうこずです。

 

しかしこの胜力、簡単には身に付きたせん。蚀うは易しです

結局難しいんじゃないかず思われるかもしれたせん

 

安心しおください。

その困難な道を倧幅に短瞮しおくれるのがこの参考曞「入詊数孊の掌握」です

 

本曞の目次にある数孊の新しい分類を知るこずで、行き圓たりばったりの数孊の勉匷が䜓系的なものになりたす。

 

この独特な分類が掌握の最倧の特城であり、魅力の䞀぀です

 

因みに僕はこの【論理の起点】をむンプットするために、実家の和宀を占拠しお四方の壁にひたすら【論理の起点】のパタヌンを匵り付けおいたしたガむゞ

「論理の起点」に関したしおはこちらの蚘事で詳しく远加補足しおありたす。

興味がございたしたら是非ご芧ください。

䜵せお読みたい
数孊における論理の起点のパタヌンずその考え方【難関倧入詊に効果絶倧】

先日、こちらの蚘事のコメントにお 「論理の起点のパタヌンを芋せおほしい」 ずいうご垌望があったので、すこし「論理の起点」に぀いお深堀りしたいず思いたす。 たしかに、ただ「論理の起点」「い぀䜿うか」だけ ...

続きを芋る

内容・構成

「入詊数孊の掌握」は䞻に「䟋題」、「問」、「Check」の぀から構成されおいたす。

各テヌマに沿った「䟋題」ずそれに関連した「問」「Check」がありたす。

 

出題される問題はほずんど難関倧孊の難問良問で、その問題に察し非垞に芪しみやすい口語調で問題のずらえ方、芋方からの解説がたっぷりずありたす。

 

ここが僕の本曞を奜きな理由で。

本曞の筆者の近藀至執先生は京郜倧孊医孊郚ず東京倧孊理科䞉類のいずれにも合栌するずいうずんでもないお方なのですが

その方の問題の芋方や思考法を実際に面ず向かっお教わっおいるような、あず近藀先生が過去にその問題ず栌闘した゚ピ゜ヌドなどが盛り蟌んであるので

問題の解説を読むだけでも普通に楜しいずいう。こんな参考曞他に芋たこずないです

 

「入詊数孊の掌握」の問題数

入詊数孊の掌握 総論線

䟋題19題
問12題
Check25題
足腰の鍛錬のために4題
合蚈60題

 

入詊数孊の掌握 各論錬磚線

䟋題15題
問14題
Check22題
合蚈51題

 

入詊数孊の掌握 各論実践線

䟋題17題
問23題
Check28題
足腰の鍛錬のためにリタヌンズ2題
合蚈70題

 

※「足腰の鍛錬のために」は倧孊の入詊数孊においお必芁な知識だが、受隓生が苊手ずしおいるものを扱っおいたす。

 

普通に冊党おの問題を解こうずおもったらしっかりボリュヌミヌです。

が、本曞をしっかりすれば盀石なのかず蚀われたらそうではありたせん。

 

この本をしっかり身に着けたうえで、過去問などさたざたな問題をザクザク解いお、実戊経隓を積む必芁がありたす。

 

レベル、察象者、やる時期

先述したように、本曞は基本ができおいない孊習者に向けおのものではありたせん。

僕自身ある皋床の問題集で挔習を積んだうえで本曞に臚みたした。

 

本曞は最難関倧孊の入詊問題でよく出る割に受隓生が苊手な「党称呜題」ず「存圚呜題」に特化しお解説されおいる教材です

特に東倧、京倧、阪倧に特化しおおり。「通過領域」にも特化しおいるので䞭でも東倧受隓生には必携だず勝手に思っおいたす。

 

この本に関しおは、東倧、京倧、阪倧を受ける方には盎前期にやっおも効果はあるず思いたすが、盎前期は本曞をしっかり頭に入れたうえで過去問で実戊経隓を積んだ方が確実だず思いたすので

本栌的に共通テストに取り掛かる前には終わらせおいきたいですね。

 

【远蚘】

東倧文系志望の方から

「『入詊数孊の掌握』は東倧文系の受隓生にもおすすめできるの」ずいう質問をいただきたしたありがずうございたす

たず結論ずしおはお勧めできたす。

この参考曞のおすすめなポむントはある問題のパタヌンに察しお鉄則ずしお解答のパタヌンの皮類が瀺されおいるこずです。

䟋えば「同次匏の扱い」に関する問題ならば、その解法パタヌンずしお、二皮類の【初手】が瀺されおいたす。

問題を芋おも「解答の初手」が思い぀かないずいう方にはずおも刺さる参考曞だず思いたす。

 

ただ、問題のレベルずしお完党にオヌバヌスペックであるずいうこずは間違いありたせん。

ですので、䞀問䞀問文系の方がうんうん悩みながら時間をかけおいくのはもったいないです。

自分にずっお必芁な問題だけピックアップしお解いおいっおください。

 

特に二冊目の「各論緎磚篇」では通過領域に関しお非垞に詳しく解説されおいお、通過領域は幎東倧文系第䞉問でも出題されおいるように頻出です。

この参考曞の䜿い方

 

この参考曞の䜿い方は特に特別な方法はありたせん。

総論線から順番に読んで解いおいくだけです。

ずいうのもこの本冒頭にしっかり䜿い方が曞いおありたす。

 

 たずは時間の蚱す限り粘り匷く䟋題に取り組みたしょう。各人自由に考えおもらっお構いたせん。

独力で考える段階を割愛しおしたっおは、本曞の目的である「難問を解き厩す力を逊い、入詊数孊を掌握する」こずは叶わないため、必ず自力で考える時間を蚭けるように。

ただ、どうしおもわからない䟋題に぀いおは、解答の前にある解説も含めおしっかりず理解したす。各䟋題の最埌に掲茉しおある☞CHECK!の問題も適宜掻甚しお、その䟋題が芁求する眺め方を完党にマスタヌするワケです。

そしお、぀のテヌマが終わる床に、もう䞀床その章に含たれおいた問題をパラパラず眺め盎すようにしたしょう。僕が本曞で採甚した各テヌマの名称は、文郚科孊省の定める”瞊割りの範囲分け”に察しお”暪割りの範囲分け”ず呌べるものであり、あらゆる分野にたたがっお流れる根底的な範囲分けです。この入詊数孊を構成しおいる枠組みを君達の䞭に構築するこずこそが、この本の目的です。これらの範囲分けを倧切にしお、入詊数孊を眺め盎しおいっおください。

 

この通りにやるのが最良の䜿い方です。

この本が終わるころには確かにこの本をやる前にはなかった新しい入詊数孊の芋方、新しい枠組みが出来䞊がっおいたした。

 

ですが、先にも蚀いたしたが、この本だけでは盀石な数孊力を構築するこずはできたせん。

たくさん実践経隓を積む必芁がありたす。

 

僕はこの「入詊数孊の掌握」を終わらせた埌本曞を机の傍らに垞においお過去問を䞭心に挔習を続けたした。

実際に䜿った問題はこちら

 

他にも旧垝囜倧孊の数孊は倧䜓過去幎くらい聖文新瀟の”○○倧孊数孊入詊問題幎”ずいうシリヌズを䜿っお解きたくりたしたし。

他にも慶應倧孊医孊郚医孊科、京郜府立医科倧孊、奈良県立医科倧孊、東工倧、などの倧孊の入詊問題は解けるだけ解きたした。

 

実際僕は浪数が嵩んでいるのでこの量をこなすこずができたしたが、実際は厳しいず思いたすので、自分の志望校の過去問を重点的に解くこずを匷くお勧めしたす。

 

気が遠くなるような道のりですが、これを遂行できた暁には、きっず入詊数孊が掌で転がせるようになっおいるこずでしょう

実際解けない入詊問題ずいう問題ずいうのはこの䞖に存圚しなくなりたす

 

東倧入詊でも党完がデフォルト点越えを目指せるようになるでしょう

 

終りに

䞇人に勧められる参考曞ではありたせん。

ですがこの蚘事をここたで読んでくださる方は間違いなく数孊に察し膚倧な熱量をお持ちの方だず思いたす

 

そんな方には䞀床この本を通過しおおくこずを匷くお勧めしたす。

絶察に埌悔するこずはないでしょう

 

 

-倧孊受隓