自分は結構漫画を読むのですが、その中でもラブコメは大好きです。要はラブしながらコメディしている作品が好きなのです。
しかし星の数ほどあるラブコメでもそれを両立できているなと感じる作品は珍しいと思います。
そこに彗星の如く現れたこの「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」という作品はラブしながらコメディをします。本当に文字通りラブしながらコメディします。
本当に笑わせてもらいました。久々に感情を取り戻せた気がします。
そしてラブコメには大きくそしてあまたの作家が越えられなかった壁が存在します。
それは複数ヒロインのラブコメには負けヒロインが生まれてしまう
という逃れられぬ末路です。そのせいで最終回を迎えても負けヒロインが悲しむ様が脳にこびりつきすっきりしない。という経験を何万回もした気がします。
そんな同じ悲しい思いをもうしたくない皆さん、安心してください。本作品のあらすじにはこうあります
「絶対に脱落しない・させない! 負け彼女(ヒロイン)0の多人数(ハーレム)LOVEコメディの新発明・新回答の第1巻」
このラブコメ界のフェルマーの最終定理と呼ばれている(僕の中で)最強の難問を解く存在が現れたと聞きこの本を手に取った次第です。
結果として今から本記事で大絶賛するに至るので、是非皆さんも読んでみることを強くお勧めします。
あらすじ
話は主人公の愛城恋太郎が中学の卒業式で失恋をするシーンから始まります。
累計100回目の失恋だった恋太郎は高校でこそ初めての彼女を作りたいと願い、
そこに恋の神様が現れ、手違いで恋太郎に運命の人を100人もあてがってしまったと告げます。
そして高校に入学してすぐ二人の運命の人と出会い、邂逅してすぐさま惚れられ告白されるが、
実は運命の人と結ばれなかった人は不幸になってなんやかんや、、死ぬ
と神に告げられます。
登場人物について
- 愛城恋太郎主人公、気持ちのいいバカ、読んでいて全く不快感がない。
(ラブコメにおいてヒロイン以上に重要なのは主人公だと思います。) - 花園羽香里(はなぞのはかり)ヒロイン、ブリッ子気味巨乳美少女(かわいい)、推しです
- 院田唐音(いんだからね)ヒロイン、ツンデレ美少女(かわいい)
- 好本静(よしもとしずか)ヒロイン、本好き小動物系美少女、本を使って対話を図る(かわいい)
感想
ハーレム物のネガティブな面をとっぱらうべく、神という存在を投入してる訳です。
正直神様を使って物語を展開するのはなろうものの影響で少し抵抗があったのですが、
強力なギャグ要素と適度なメタによって見事に成立されていると感じます。
物語に緩急を、そして物語で読者の感情を揺さぶるため、
起承転結の転の部分、問題発生が欠かせません。
この点が奇しくも主人公が100人と付き合う、いや、付き合わなければならないという点が担っていると感じました。
つまり、読者に「え、どうやって二人同時に付き合うの?」「三人目加えるとき二人の彼女にはどう説明するんだ、ほんとに大丈夫なのか」延いては「本当に100人と付き合えるの?」という不安を抱かせていると思います。そして子気味いいギャグが飽きさせるどころか、どんどん続きを読みさせたくさせます。
はっきり言って天才だと思いました。
この作者ならほんとに100人描き切ってくれるんじゃないかと思っています。続きが気になって仕方がありません。
この記事を読んで少しでも読んでみたいと思ってくださったらうれしいです。絶対後悔しません。
読んでくださりありがとうございました。冒頭でも書きましたが漫画はよく読むので、またレビュー記事は書きたいと思っています。
一個人の感想ですので、こういう見方をするやつもいるんだくらいの気持ちで見てくださると幸いです。
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