皆さんは「なぜ受験勉強をするの?」と聞かれてすぐに答えることができますか?
勿論それは「大学に行くため」ですよね。
ですが、皆さんが受験のために勉強する数学や理科、国語の知識は大学に入ったらもうほとんど使いません。(勿論進む学科によっては使いますが、それ以外の教科は触りもしなくなります)
そこを割り切れる方は良いかもしれません。
ですが私は実際に「勉強して学力を高めてもこの力は社会にでたらほとんど意味を成さないのか、、」と思っていました。(学歴という肩書きはつきますが、合格さえすれば首席だろうが合格点ギリギリだろうが差はありませんし学力そのものを使う場面はありませんよね)
この記事では僕が受験勉強のモチベーションを保つうえでめちゃくちゃ大事にしていた「受験勉強の意味」の考え方をお教えします。
意味が見いだせない方は勿論、受験勉強に邁進している方にも迷いが消えて集中できるのでご一読いただけると幸いです。
受験は本気を出す練習
いきなりですが皆さんは「本気」で何か目標に向かって努力したことがありますか?
部活やクラブ、趣味の活動などで本気で何かをされた方もいるかと思いますが
受験は人生においてみても「本気」を出す絶好の機会です。
自分で目標の大学・学科を決めて、自分で目標達成のための計画を立てて、努力して、受験本番に戦うのは自分ただ一人です。
皆さんのご両親や先生が支えてくれることがあっても、受験の結果に関与することはできません。
全て自分の行動次第で合格と不合格の2パターンに明確に最後は分類されます。こんなに「成功」と「挫折」がはっきりしているイベントは他にありません。
ここで本気を出すのは今後の人生において非常に重要な経験になります。
成功するのも失敗するのも自分の意志で動いて、自分で本気で踏み込んで、本気で出てきた結果というのは自分の人生において大きな影響を与えるスパイスになります。
そうじゃないと、出てくる結果もそれに掛けた時間ももったいないものになってしまいます。
そして大人になっていざ本気を出そうとしても、急には出せません。
なので受験に意味があろうがなかろうが、受験という機会に一回自分の本気を試しに出してみろと、
それが後々本当に本気を出したいときに効いてくるからそういうつもりで一辺やってみよう。
と考えるようになりました。
勿論なぜ自分が大学に行きたいのかしっかり自分の中に持つことも大事ですが、こういう視点も一つ持っておくと迷いが消えて受験勉強に没頭できるので覚えておいてもらえると幸いです。
勉強は人生を豊かにする
すごく胡散臭い見出しですが、ここからは勉強そのものの意味を考えたいと思います。
私が考えるのはやはり、知っている人と知らない人とでは見える景色が違うということです。
分かりやすいところで言うとアニメとかドラマの「聖地巡礼」とかってその作品の中でその場所が登場することを”知っている”からその場所に行って楽しめるわけですよね。
歴史的な場所や施設に行ってそこで楽しめる人というのはそこで起こった歴史的な事実を”知っている”から楽しめるのです。
修学旅行や何かの旅行などでそのような場所に連れていかれて何が面白いか全くわからないみたいな経験がある方もいるかもしれませんが、それが原因であることが多いです。
もちろんすべての科目で同じことが言えます
例えば数学で言うと、論理的思考力が向上します。
あることを説明したいときに「こういう前提条件があって、これからこういうことが言えて、だからこうなる」というのが誰もが納得できる「論理の階段」を自然に組めるようになります。
物理や化学は特に楽しいです
一つの自然現象や日常的な当たり前が「なぜこういうことが起こるのか、どういう仕組みか」が分かるので、知らなかったころには見えないものが見えるし応用も効きます。
こんな感じで勉強が進むにつれてだんだん楽しさが分かってきます。
ですが、やはり忌避感を抱いていて、理解できない方もいると思います。
しかしそこは「好きこそものの上手なれ」という言葉の通り勉強が好きで好きでしょうがない人は勉強を苦と思っていないだけあって勉強量が違います。
そんな人はまずは自分に「勉強は楽しいもの」と言い聞かせてください
実際に私は最初は勿論勉強嫌いでしたが、努力が成果となって成績が上がってきてさらに見える景色も変わるので、いつの間にか本当に楽しんでいました。
最初は誰しもうまくいかず、楽しくない時が存在します。
しかし成績を上げて成功している人というのは須らくそこを経験しているということを忘れないでください。
長い受験期間に一人で辛くてつまらないことをやり続けるのは本当に気がめいってしまいます。
まとめ
最後にこの記事の要点をまとめました。
・受験は本気を出す練習。一辺出してみよう
・勉強すればするほど見える景色が変わる
・勉強を楽しむ
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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こちらのnoteでは自身の受験・浪人経験をもとに書いた「受験生必読!受験に失敗する人の共通点とデジタルを活用した対策」をご覧いただけます。実際に僕がやっていた反復法を書いています。