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【漫画】勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う 一巻感想、考察、

2020年11月25日

本記事では「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」の漫画版の感想を綴りたいと思います。

 

明らかに「なろう」って感じのタイトルですが

大当たりでした。

では紹介していきます

 

『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』のあらすじ

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原作者:深山鈴

漫画作画:茂村モト

巻数:現在4巻(2020年11月時点)

あらすじ

「レイン、君はクビだ」役立たずの烙印を押され、

勇者パーティーを追放されてしまったビーストテイマーのレイン。

冒険者として駆け出した彼が出会ったのは、最強種『猫霊族』の少女、カナデだった。

ふたりの出会いをきっかけに、世界はレインの能力に気づき始める――!

出典:Amazonより抜粋

 

『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』を読んだ感想

パターン

よくある、勇者パーティ追放もの

追放された主人公レインが最強種のかわいいヒロインをビーストテイマーの能力でテイムして仲間を増やして

主人公最強になっていく

というビーストテイマーという職でのこのパターンは初めて見ましたが

大枠はよくある追放ものに該当すると思います。

このヒロインを増やすパターンが奴隷なら何作品も見ましたw

 

追放もののポイントは

  • なぜ追放されるのか
  • どのようにして力と仲間を増やすのか
  • 復讐は行われるのか?行われるとしたらいつ頃どのように?
  • 物語としての大目標は?

だと思っています

 

このポイントがどうなったかはネタバレを含みますので、後ほど解説します。

先にこの作品の魅力を紹介します。

『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』の魅力

①絵がめっちゃうまい!綺麗!かわいい!

絵がうまいんです。

まずは女の子がかわいい

出典:「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」 1巻

 

 

めっちゃ大事!なんならこれがなろうが漫画化するうえで一番大事。

ヒロインなんて可愛ければカワイイほどいいですからね。

 

 モンスターがしっかりモンスター

出典:「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」 1巻

 

 

質量がそのまま伝わってくるような画力

主人公がモンスターに襲われてピンチの場面で

ピンチ感がしっかり伝わってきます。

 

バトルシーンの重心

出典:「勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う」 1巻

 

バトルシーンってホント難しいんです

さらに体重の乗った重い一撃を描くのはもっと難しいんです。

 

要は漫画としての完成度が異様に高いです。

 

②なんも考えずに読める。王道なろう

先述したように追放ものですが

追放した側の勇者パーティが後々主人公の能力に気づき後悔し

どんどん強くなり、仲間(ヒロイン)を増やしていく主人公という構図

がなんともまぁ、なろうって感じで僕は好きですね。

 

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ここからはネタバレを含みますので、進まれる方はご注意ください。

 

 

考察

脳死で読んでると最高の漫画ですが、考え出すとおかしな点は多々あります

ご都合展開なのはいつものことなのでいいとして(もう少し展開に必然性を出したらよかったとは思いますが)

先ほど述べたように

追放もののポイントは

  • なぜ追放されるのか
  • どのようにして力と仲間を増やすのか
  • 復讐は行われるのか?行われるとしたらいつ頃どのように?
  • 物語としての大目標は?

でそれはどうなのかというと

追放される理由が謎

勇者パーティはレインを

「敵にダメージを与えることができずに、動物を使役し周囲を探索と荷物運びしかできない無能」

としてパーティから追放して、後々レインのビーストテイマーとしてのけた外れの力を知るという形なのですが

 

レインは同時になん十匹も同時にテイムして全方位を同時に探索して、後方に待機せず

同時に前衛として戦闘することが可能。

 

しかし、ほかのビーストテイマーはなん十匹どころか二匹も同時にテイムできず

戦闘にも不向きである。

 

なんかそれっておかしくないかと思います。

たとえて言うなら、江戸時代に一人だけネットにつながる携帯電話を持っていたのにその便利さに気づかなかったみたいな。

 

勇者パーティというのは魔王を倒すという目的がある以外やっていることはほぼほぼ他の冒険者と大差ないように見えますが

他の冒険者と比べることはできなかったのでしょうか。

 

結果的に後悔してレインに頼るのも意味不明。

何がしたいのか全く分からない、文字通り無能を絵にかいたようなパーティ

 

追放ものの追放される理由は非常に大事です

追放された主人公が力と仲間をつけて見返すという展開が読者のカタルシスを生むのです

では仲間と力はどのように身に着けるのでしょうか

 

力があまりにも簡単に手に入りすぎる

レインはテイムしたビーストの力の一部を自分の力として使うことができます

例えば身体能力に優れたビーストをテイムしたらその身体能力を得ることができます。

 

まずこの設定がもったいないと感じます

例えば力の譲渡はなく、レイン個人が非力なままだとしたら

今後仲間が増えていってもピンチになりえることができ、読者はスリルを体験できます

後々この能力が勇者と並ぶ最強スキルだと知り、魔王を倒すという物語の大目標ができて

物語の軸に一役買っているのは事実ですが、それでも必要性を感じません。

 

そもそもビーストテイマーとして最強で強力すぎる仲間いるのに、

主人公をさらにパワーアップさせる必要性があるのでしょうか

 

さらにヒロインがテイムされたがるのも謎です

結構なペースでヒロインがテイムされていくのですが

その理由が浅くないかと、上記の設定上テイムする側とされる側の信頼関係というのは重要なもので

そんな即テイムできるものであっていいのかとは思います

 

例えば、知り合ってからヒロインはテイムできる主人公が自分をテイムするに足るかを判断するために

テイムされずに行動を共にするのみで、主人公を推しはかるという展開があっても関係に深みが出ていいと思いました

 

今後からでも新しくテイムするペースを落として、現在の仲間との関係を深堀りするという展開でもいいかもしれません

 

まとめ

多々違和感、、というか気になった点を書きましたが

総じての評価は

 

かなりいいです

 

我々のようななろう玄人にとってこの程度の違和感はただのスパイス

是非一読することをおすすめします!

 

 

 

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