今回の内容は物事で成長するのに欠かせないインプットとアウトプットの考え方についての記事です。
この考え方は自分にとって新しい能力を身につけようと思ったときにとても重要な考え方です。
それは勿論勉強でも、スポーツでもゲームでも同様に使えるので少し抽象度の高い話になってしまいますが、なるべく例などを交えて伝わるように書こうと思いますので是非ご一読いただけたら幸いです。
正直この考え方はこれまでの受験勉強を始めとした僕の散々苦労してきた経験から学んだことなのであまり人にそれを教えるというのは気が進まなかったのですが、一度こうして言葉にしてみるのは自分にとってもプラスだと思ったので一度書いてみます。
要はガチな記事です
思考法の種類について
今回の話はある種思考法に関する話ですのでまずは二種類の思考法について話そうと思います。
ゼロベース思考法
これは、既にある枠組みに囚われずに、目的に向かって白紙の状態(ゼロ)から問題を分析し、解決策を考える思考法です。
過去の枠組みの外で思考することでこれまでに至れなかった新しい発想をすることができます。
それに対し
パターン認識
これは、問題を1から考えることはせずに、過去の類似問題から同型性を見出す思考法です。
これは当然ゼロベース思考よりも目的への到達は早いですが、前提に過去の類似問題を知識として蓄えていることが必要です。
今回インプットとアウトプットについて論ずるので今回の記事はパターン認識についての話であるということを前提にしています。
一次情報と二次情報について
一次情報?二次情報?
一次情報とは自分の五感で、実際に、体験・経験して手に入れた情報(知識)のことです。
それに対し
二次情報とはなにかしらの目的で既に収集されていて、どこかしらに保管されている情報(知識)のことです。
例えを挙げると、本や論文、ネットでの情報などは全て二次情報に該当します
(ネットの「NEVERまとめ」や「グノシー」などのまとめサイトは二次情報をさらにまとめたもので三次情報などと呼ばれたりしますが、ここでは全て二次情報とします)
つまり基本的に我々が触れる知識というのは二次情報に当たります。
一次情報と二次情報を自分の中で区別するのが大事
このようなイメージでフローがあると考えています。勿論どちらの情報が重要かはその成長したい対象によります。
例えばスポーツや音楽などは一次情報のウェイトが強い最たる例だと思います。
何度も何度もサッカー選手のリフティングの動画を見ても実際にやってみてできるはずもありません。
ですが、何も教わらず自分でひたすらリフティングしているのと、うまい人のリフティングをみてそこから学び、繰り返し実践しているのでは差が出るはずです。
要は、自分で二次情報を取り入れるのと、実践して一次情報を獲得する行為は全く別の行為でそのバランスを適宜判断するのが重要です。
でもここまで読んでも「じゃあどうすりゃいいんだ」となると思いますが、ようやく前提知識がそろいインプットアウトプットの話ができるので。その話をしたいと思います。
インプットについて
「一次情報と二次情報について」にてもう感のいい方ならお分かりかもしれませんが二次情報を取り入れることをインプットと呼びます。
では二次情報の何をインプットすればいいのでしょうか?
皆さんはこんな経験をしたことはありませんか?
往々にしてあるこの悩みを抱えてる方は多いと思います。
これはインプットが足りていないのが原因です。
インプットのコツ
インプットのコツは自分が触れた二次情報の次の三要素に注目することがとても重要です。
二次情報の三要素
①概要
②流れ
③起点
多くの方は①の概要と②の流れをインプットするところでやめてしまいます。
ほとんどの人が③の起点をインプットするという作業をすっ飛ばしています。
つまり知識はインプットしているけど、その知識をいつ使うかをインプットできていないのです。
単に知識をインプットするだけでその知識を応用できる人なんて世界でもほんの一握りでしょう。
我々凡人に大切なのは、インプットで知識を覚えていくなかで「”アウトプットの仕方”の知識」までインプットしてしまうことです。
概要をインプット
多くの人が十全にできている部分で、個人的には一般的なインプットとはこの部分を指していると思っています。
その知識は何を解決するものなのかという部分です。
数学の場合
分からない問題を見た時に
となるのはこの部分をインプットできていないからです。
流れをインプット
その知識をどのように使うのかそのものを覚えます。
結構苦労する部分です。
数学の場合
先生に「○○の公式を使ってこの問題をといてみなさい」といわれたときに「そんなこと知ってるし~^^」と思っていたのに、いざ問題を解こうとしてみると解けない、、、、
これが流れがインプットできていない故ですね。
起点をインプット
その知識がいつ使えるものなのかをインプットします。
ここまで理解しないとその二次情報をインプットできたとは呼びません。
数学の場合
分からない問題に出会ったときに、回答の冒頭を見てそこから「あっ!!!!!」となって正解までたどり着けてしまう場合はこの起点がインプットできていないからです。
もう一度まとめるとインプットはアウトプットができることを意識して覚えることが重要で、そのためには上の三要素を意識すると明確にインプットすることができるということです。
これがパターン認識の土台となります。
アウトプットについて
前述したインプットができていれば、理論上アウトプットができないということはあり得ません。
それはある問題に直面した時にパターン認識の土台ができているので、頭ではどうするべきか分かっているということです。
ですが実践ではそれでもうまくいかないことがあります。
時間制限があったり、凡ミスをしてしまったり、体がついていかなかったり。
これを実践でできるようになるまでやる!
なんどもなんどもインプットした二次情報の三要素を持った状態で実践を行うことで一次情報も獲得できゴールに近づいていきます。
というのが僕が考えるアウトプットの意義です。
一番大事なコツ
前述したようにインプットとアウトプットは別の行為ですので、同時に行うのはおすすめしません。
インプットするときはインプットに特化、アウトプットするときはアウトプットに特化するのがいいです。
ですがどちらに偏ってもいけません。
たとえるとインプットは地図を獲得するようなもので、アウトプットは森を歩くようなものです。
地図だけ持っていても森を歩いたことがない人がいきなり森を歩くのは難しいでしょうし
地図を持たずに森を歩くのはそれこそ無謀というものです。
つまりインプットとアウトプットをなんども往復することが最も効率的に目的地にたどり着けるのです。
まとめ
なにか成長するために必要なインプット・アウトプットはパターン認識において最も重要な過程で
インプットはアウトプットするための知識まで覚える。
アウトプットは実践を意識してできるようになるまでやる。
です
長くなってしまいましたが、読んでくださった方ありがとうございました。
ここなんかわかりにくいなどありましたらコメント等にてご一報くださると幸いです。
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